■水泳 世界選手権 競泳3日目(25日・マリンメッセ福岡A館)

男子200mバタフライ予選では、東京五輪銀メダリストの本多灯(21・イトマン東京)が1分54秒21をマークし、全体1位で午後の準決勝に進んだ。

前半を2位で折り返すと、得意の後半で先頭に立った本多。1分54秒21、全体1位で準決勝進出を決めた。レース後「現状としては最高の状態にもってきている。さらに磨きをかけて頑張りたい」と話した。7位通過には、フランスのL.マルシャンも。1日目の400m個人メドレーで、怪物M.フェルプスが保持していた世界記録を1秒以上更新した競泳界の新たな怪物だ。本多も「(世界記録に)衝撃を受けたし、こんな選手と勝負するのかと思った」というが、「やれるだけやって自分のベストを出したい」とこの200mバタフライに気持ちを入れて臨んだ。

今大会で金メダルを獲得すれば、来年のパリ五輪代表に内定。この種目の絶対王者・東京五輪金メダリストのK.ミラーク(23・ハンガリー)が今大会を欠場するなどチャンスは巡ってきている。悲願の金メダル獲得へ、戦いの火ぶたが切られた。

また、同じく日本の森本哲平(21・イトマン近大)も全体10位で準決勝に進んだ。