「盗む」「日本平」「サイ」。静岡県静岡市の日本平動物園でサイの角が盗まれたというニュースが明らかになって2日。まさかの事件は瞬く間にSNSを賑わせました。では、一体どのようにして盗まれたのか、あらためて動物園を取材しました。
事件発覚から3日 壊されたサイ舎の展示スペースは板で覆われていた=静岡市駿河区の日本平動物園

日本平動物園 竹下秀人園長 
「30~40センチほどの穴、ガラスとアクリルボードが割られて中の角が盗まれた」

事件が発覚したのは、今週火曜日(5月31日)の朝のことでした。出勤してきた飼育員がサイ舎の展示スペースのガラスに穴が開けられ、飾ってあったシロサイの角が盗まれているのを見つけました。
ガラスには大きな穴が

盗まれた角は、重さおよそ5キロ、長さは30センチから40センチほど。前日の5月30日の夜9時ごろに警備員が見回りをした際には、「異常は確認されなかった」ということです。

このサイの角、動物園にとっては、代えがたい大切な“宝物”だったのです。