夏の高校野球県大会は、いよいよ、あす25日に決勝です。

決勝に勝ち進んだのは宮崎学園と聖心ウルスラ学園で、6年ぶりにノーシード同士の決勝戦となりました。

両チームのこれまでの戦いを振り返ります。

8年ぶりの決勝進出 宮崎学園

2013年以来、10年ぶりに順延なく予定通りの日程で開催されている夏の高校野球県大会。
決勝に勝ち進んだのは、いずれもノーシードの宮崎学園と聖心ウルスラ学園です。

まずは8年ぶりの決勝進出を果たし、甲子園初出場を目指す宮崎学園。

2回戦では5番・川越がホームランを放つと、さらに7番・中村勇貴も左中間にホームラン。

勢いにのった宮崎学園は準々決勝、第1シードの高鍋を相手に完封勝利。

さらに、23日の準決勝では、第5シードの日南学園と4対4の同点で迎えた最終回。
齋藤のソロホームランで劇的なサヨナラ勝ちを納めました。

今大会、合わせて4人がホームランを放つなど、長打力が光る宮崎学園。

なかでも準決勝のサヨナラホームランを放った主砲・齋藤崚雅選手は、パワーあふれるスイングで打撃陣をけん引する存在です。

(宮崎学園 齋藤崚雅選手・3年)
「(決勝戦は)自分たちの思うような展開にもならないと思うが、そこでも焦らずしっかり全員で一丸となって、自分たちが一発目の世代として甲子園に行きたいので、あと1試合全力で頑張る」

一方、投手陣に不安があったという宮崎学園でしたが、この夏の大会で急成長を見せたのが2年生、左腕の河野伸一朗投手。

2・3回戦と準決勝の3試合を完投した河野投手は、大会を通して制球力がアップ。
189センチの長身から繰り出される角度のあるストレートと、キレのあるスライダーを武器に決勝に臨みます。

(宮崎学園 河野伸一朗投手・2年)
「3年生のためにも絶対に負けられない試合だったので、点を取られても下を向かず、前だけ向いて攻め続けた。打たれても次を見て、結果的に勝てる投球ができたらいい」