■水泳 世界選手権 競泳2日目(24日・マリンメッセ福岡A館)

競泳2日目、ベテラン選手の結果に明暗が分かれた。

女子100m平泳ぎ予選では、福岡県出身・ロンドン五輪銅メダリストの鈴木聡美(32・ミキハウス)が1分06秒20をマークし、14年ぶりに自己ベストを更新。全体5位で午後の準決勝進出を果たした。

鈴木は得意の前半を30.98の1位で折り返し、そのリードを保ったままフィニッシュ。1分06秒20で予選4組を制した。この記録は、2009年大学1年時にマークした自己ベスト(1分06秒32)を14年ぶりに更新する好記録。タッチして電光掲示板を確認した鈴木は驚きの表情をみせた。レース後、「あれ、私ベストだ!と思って、驚きとうれしさがこみ上げてきました。」と語った鈴木。地元・福岡の声援を受け、輝きを取り戻した。

男子100m背泳ぎ予選に出場した入江陵介(33・イトマン東進)は53秒98の全体18位、準決勝進出の16位まで0秒04届かず、予選敗退となった。レース後「悔しい結果で終わってしまって不甲斐ない。昨日も(日本勢の)17位が多くて、自分も18位と良くない繋ぎをしてしまった。」と悔しさを滲ませた。日本代表最年長・キャプテンを務める入江は今回が8大会目の世界選手権。100m背泳ぎでは自身初の世界選手権予選落ちとなった。