■大相撲名古屋場所・千秋楽(23日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
豊昇龍(24・関脇)が北勝富士(31・前頭9枚目)との優勝決定戦を制し、初優勝を果たした。成績は12勝3敗。
豊昇龍は本割の一番で3敗で並ぶ新入幕の伯桜鵬(19・西前頭17枚目)を上手投げで制し、優勝決定戦に持ち込んだ。決定戦は押し出しで北勝富士を圧倒し、悲願の初賜杯を手にした。決定戦を終え、土俵を降りる際には涙を拭う場面も。
初土俵から所要33場所での初優勝は、史上9番目のスピード記録。また春場所は10勝5敗、夏場所11勝4敗と西関脇で好成績を残した豊昇龍は、今場所は東の関脇で自身最高の12勝3敗を飾り、大関昇進の目安である3場所合計33勝に到達。さらに優勝も手にし、大関昇進をほぼ確実とした。
109年ぶりとなる新入幕場所での優勝を狙った伯桜鵬は、豊昇龍に敗れたものの11勝4敗の快進撃をみせ、技能賞と敢闘賞を受賞した。














