■水泳 世界選手権 競泳1日目(23日・マリンメッセ福岡A館)
23日、福岡で水泳世界選手権の競泳競技が開幕。100mバタフライ予選に出場した池江璃花子(23・横浜ゴム)は58秒61の全体17位で予選敗退。女子4×100mフリーリレーでは第1泳者を務めて全体8位で決勝進出を決めた。
池江にとって白血病の療養から復帰後初、2017大会以来6年ぶりとなる世界選手権。直前合宿の際には「戻ってきたことを誇りに思って、ただいまって気持ちでレースできたら」と語っていた。今大会最初のレースとなる女子100mバタフライ。
予選4組に登場した池江は58秒61をマークし、7着でフィニッシュ。前半出遅れた差を得意の後半でも縮めることができなかった。池江は全体17位で予選敗退。準決勝進出ラインの16位とはわずか0秒05差だった。レース後池江は、「今までに感じたことのない緊張で、スタート台の前に立ったときに泣きそうになった」と久しぶりの大舞台での難しさを語った。
その約1時間半後には女子4×100mフリーリレーに出場。日本チーム(池江璃花子・池本凪沙・神野ゆめ・白井璃緒)の第1泳者を務めた池江は、54秒51の5位で次の池本へと繋いだ。日本は3分37秒71でフィニッシュ。全体8位で午後の決勝へ駒を進めた。レース後池江は「(隣のレーンの)フランスには絶対勝とうと3人で話していたので達成出来て、決勝に残ることが出来てよかった」と話した。
池江は、大会8日間で最大7種目(個人4種目・リレー3種目)の出場を予定している。
【池江璃花子 出場予定種目】※予選の日程を記載
23日(日) 女子100mバタフライ / 4×100mフリーリレー
26日(水) 混合4×100mメドレーリレー
27日(木) 女子100m自由形
28日(金) 女子50mバタフライ
29日(土) 女子50m自由形
30日(日) 女子4×100mメドレーリレー