■MLB エンゼルス 0ー3 パイレーツ(日本時間23日、エンゼル・スタジアム)
エンゼルス・大谷翔平(29)が本拠地で行われたパイレーツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。甘い球を逃してベンチでヘルメットを叩きつける場面も見られた。4打数無安打3三振で打率は.302となった。
後半戦に入って7試合で35打席で11四球(4敬遠)と勝負を避けられている大谷は22日(日本時間)の試合後に「フォアボールというのは、自分の打席の中で、1年間プレーしていく中でも、1、2を争うくらい大事なものじゃないかなと思っている」と話し、「ストライクに来たら球種問わずに、しっかり自分のスイングをする準備をするということをするだけ」とコメントした。
打席での無理な打撃はせずに打てる球だけを待っている大谷、1回第1打席、パイレーツ先発は左腕のR.ボルッキ(29)、カウント3-1から甘く入ってきた142キロのスライダーを強振したが捉えられずにファウル。大谷も思わず叫び声をあげて悔しさを表した。最後は6球目、外角低め厳しいコースに143キロのスライダーを投げられ見逃し三振に倒れた。
3回の第2打席、2死一塁の場面でパイレーツ2人目、O.ビド(27)と対戦。カウント1-1から外角高め155キロのストレートを空振り、ここでも甘いボールを捉える事ができない。そして、4球目、外角低め146キロのチェンジアップに空振り三振。1打席目、2打席目と甘いボールを捉えることが出来なかった大谷、ベンチに戻ると普段は道具を大切にする大谷が珍しくヘルメットを3度叩きつけイライラを爆発させた。
0対2と2点リードされた5回、2死一塁で迎えた第3打席、パイレーツ3人目、J.へルナンデス(25)と対戦。気持ちを切り替えた大谷は1球目、136キロのスライダーを打っていったがバットが折れてセンターライナーに倒れた。
3点を追う8回の第4打席、大歓声を受けて打席に入ると1球目151キロのストレート、2球目146キロのチェンジアップと2球連続で空振り。カウント1-2に追い込まれると4球目は真ん中高め156キロのストレートに空振り三振。大谷は14打席ノーヒットとなった。エンゼルスもパイレーツの小刻みな継投に得点を奪えず、連勝は4でストップした。