戦闘が続くウクライナでは、クラスター爆弾によりドイツメディアのカメラマンが負傷。一方、ロシアも国営メディアの記者が死亡したと発表しています。
ロシア国防省は22日、ウクライナ軍が南部ザポリージャ州でクラスター爆弾を使用したと指摘。ロシアメディアの記者4人が負傷し、そのうち国営ロシア通信の記者1人が死亡したと主張しました。
一方、ドイツの公共放送「ドイチェ・ウェレ」は22日、ウクライナ東部ドネツク州で取材をしていたカメラマンがロシア軍のクラスター爆弾によって負傷したと明らかにしました。カメラマンは病院に搬送され、容態は安定しているということです。
クラスター爆弾は多数の小さな爆弾を広い範囲にまき散らし、無差別に民間人を殺傷するおそれがあることから非人道性が指摘されていますが、今月、アメリカがウクライナに供与していました。
プーチン大統領はクラスター爆弾について「ウクライナが使った場合、我々も報復措置として使う権利がある」と主張していて、今後、ロシア軍による使用がさらに増える恐れがあります。
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