河井克行元法務大臣が地元の議員らに現金を配ったとされる、大規模選挙買収事件。捜査の中で東京地検特捜部の検事が、金を受け取った議員に不起訴を示唆するなどして、自白を誘導したことを示す録音データがあることが明らかになりました。
2019年の参院選で河井元法務大臣が妻の案里元議員を当選させようと、地元議員ら100人に現金を配ったとされる大規模買収事件。
検察は、金を受け取った側は当初全員不起訴にしましたが、検察審査会を経て地元議員ら34人が在宅起訴、または略式起訴されました。
あれから4年。当時、捜査対象となった元広島市議側が「東京地検特捜部の検事が不当な取り調べを行った」ときょう、指摘したのです。
元広島市議の弁護人
「不起訴を匂わすような話とか、『不起訴約束』みたいな文言が入ってるというふうに考えてます」
弁護士によりますと、元市議は2020年3月から6月にかけて10回ほど特捜部から任意で事情聴取を受けたといいます。
元市議は途中から取り調べに不信感をもち、録音していたということですが、特捜部の検事はこう語っていたといいます。
特捜部検事
「できたら議員を続けて欲しいと思っている」
不起訴にすることを示唆し、買収されたことを認めるよう促していたといいます。調書の修正を依頼しても検事が応じなかったということで、弁護士はこうした取り調べは不当だと訴えました。
斎藤法務大臣は個別の事件には答えないとした上で…
斎藤健法務大臣
「あくまで一般論だが、取り調べにおいて任意性を失わせるような利益誘導は、断じてあってはならないと考えている」
この元市議は当初不起訴処分となりましたが、その後、検察審査会から起訴相当の議決を受け、略式起訴されました。元市議はこれを不服として、正式な裁判で買収されたことを否認する方針です。
関係者によりますと、検事の取り調べの録音の存在は検察側も把握していて最高検察庁が調査を行う方針です。
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