全国行脚の第一弾として岸田総理は、栃木県にあるワインを製造する障害者支援施設を訪れ、「就労支援は障害のある人にとっては生きがい、家族にとっては希望」と語り、政府として環境整備に努めると強調しました。

岸田総理
「これ、作業されている方の年齢は?」

岸田総理は、きょう全国行脚の第一弾として栃木県を訪れ、ワイン製造を行う障害者支援施設を視察しました。

岸田総理
「今の障害者の皆さんがそれぞれ生活し、働いていく中で感じていること、また支援されている方、あるいはご家族の方が感じられていること、ぜひ率直にお聞かせいただきたいと思っております」

大澤季絵さん(施設の利用者家族)
「(職場に近づくと)表情がかわるときがあって仕事モードなのか。彼なりに自立心が芽生えてるんじゃないかな」

ヘイコーパック株式会社代表取締役 鈴木健夫さん
「制度が整備されても、やっぱりお互いに思い合う心が大元になければ、それはほんとうの意味で運用されていかないんじゃないか」

長谷川仁美さん(医療的ケア児の家族)
「ひとりひとりの状態を各市町村に把握してもらい、療育手帳は細かく分類されているので、心身障害者支援手帳も細かく振り分けて欲しい」

岸田総理は、障害のある人や、家族、支援者から様々な意見に耳を傾けたうえで、ワイナリーでの視察の成果を生かしていく意向を示しました。

岸田総理
「就労支援っていうのは障害のある方にとっては、それが生きがいでありますし、またそれを支える家族の皆さんにとっては、それは未来に対する希望でありますので、この生きがいや希望をより大きくするためにも、政府や、あるいは自治体として、環境整備にしっかり努めていきたいと思います」