暑いからと、冷たい飲み物や食べ物ばかり摂っていませんか?
‟夏バテ”をせず夏を過ごすために、バランスよく栄養を摂りたいもの。
そこで、火を使わず簡単にできる「夏を元気に乗り切るレシピ」を、医学博士・管理栄養士の藤橋ひとみさんに教わります。

夏バテしていませんか?注意したい食事&睡眠

フードアンドヘルスラボ代表
管理栄養士・医学博士 藤橋ひとみさん:

皆さんよく「夏バテ」という言葉を使うんですが、医学用語ではなく、決められた定義はありません。いろいろな症状がありますが、多くは自律神経失調症と捉えられることが多くなっています。

≪自律神経失調症の原因≫
▼室内と外気温との差が激しく、自律神経の乱れ
▼熱帯夜で睡眠不足
▼冷たいものの摂りすぎ
▼食欲不振による栄養バランスの乱れ

≪全身的症状≫
だるい・眠れない・疲れが取れない など

≪器官的症状≫
頭痛・どうき・息切れ・めまい・立ちくらみ・下痢・便秘・冷え など

≪精神的症状≫
情緒不安定・イライラ・不安感・うつ など

藤橋ひとみさん:
様々な原因があって症状が出ていますので、自分できちんと気づいて予防したり、対処することが大事になってきます。

夏バテを悪化させないために注意したいことは・・・

▼夜更かしによる睡眠不足
自律神経のバランスが乱れやすくなります。
睡眠をしっかりとってリラックスし、交感神経を休ませることが重要です。

▼冷たいものばかり食べる
胃腸が冷えて不調になると食欲不振に。冷たいものの摂取や食に偏りが出ることで、栄養バランスが乱れてしまいます。

夏を元気に乗り切るためには「睡眠」「運動」「食事」といった生活習慣全般の見直しが重要です。
管理栄養士でもある藤橋さんに、毎日の食事で意識したいポイントと、おすすめのレシピを提案してもらいました。