強豪として知られる千葉県の日本体育大学柏高校のレスリング部で、男子部員によるいじめや喫煙など複数の不祥事があったことがわかり、高校はあす(22日)から始まる全国高校総体=インターハイへの男子部員の出場を辞退することを決めました。

日体大柏高校は聞き取り調査の結果から、レスリング部で男子部員による他の男子部員へのいじめがあったと認定しました。また、数年前には男子部員が部員の財布からキャッシュカードを盗んだり、先月には男子部員が喫煙したりしたことが確認されたということです。

こうした問題を受け高校は、あすから始まるインターハイに出場する予定だったレスリング部に所属する全ての男子部員の出場を辞退することを決めました。

高校は取材に対して、「部内で起きたことを真摯に受けとめている。部のあり方を見直して、チームを改善する時間にあてたい」とコメントしています。

日体大柏高校のレスリング部はインターハイで5回の優勝を果たしていて、強豪として知られています。