岡山県は、少子化問題に対応するため国が進める「こどもまんなか応援サポーター」宣言を、県内の経済界と共同で行うことを明らかにしました。

けさ(21日)の岡山県知事会見で発表されたものです。

岡山県の昨年の合計特殊出生率は1.39と、前の年を0.06ポイント下回っています。

こうした中、県は今後、国が提唱する「子どもの視点に立ち、子どもによい社会の実現」を目指し、27日に経済団体と共同で「こどもまんなか応援サポーター」宣言を行う考えです。

官民共同で子育て現場の声などを拾い、合計特殊出生率の向上のための具体策を考えていくとしています。

(伊原木隆太 岡山県知事)「民間企業を巻き込まないことには実効性のある少子化対策は取れないという判断をしております。大きな第一歩になると期待しています」

また、きょう(21日)、岡山県に新しい副知事が就任しました。

就任した上坊勝則(かみぼう・かつのり)さんは東京大学を卒業し、現在の総務省である旧自治省に入省後、総務省財務調査課長などを務めています。前任の小谷敦さんは、消防庁国民保護・防災部長に就任しています。

副知事の任期は4年です。