2022年の参議院議員選挙・比例代表に、日本維新の会公認で出馬し落選した上野蛍・元富山市議が、選挙期間中、選挙事務所を2か所設置していた疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。公職選挙法では、複数の事務所を設置することを禁じています。

富山維新の会によりますと上野蛍氏は、2022年の参院選で選挙管理委員会に届け出た富山市一番町の事務所のほか、富山市総曲輪にも事務所を設けていた疑いがあるということです。

また、2023年6月に富山維新の会の呉松福一幹事長が事情を聴いた際、上野氏は「私が設置したものではない」と回答したということです。

公職選挙法では複数の選挙事務所を設置することは禁じられています。

富山維新の会は、7月22日に行われる役員会前に改めて上野氏から事情を聞く方針で、呉松幹事長は今後、調査して事実を明らかにしたいとしています。