東京・新宿区の歩道で電動キックボードに乗った22歳の男性が5歳の子供に接触し、軽傷を負わせる事故を起こしていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

捜査関係者によりますと、今月16日の午前11時半ごろ、東京・新宿区下落合で、22歳の男性会社員が電動キックボードに乗り、目白通りの車道を西方向に走行していました。

電動キックボードはその後、路上駐車をしていた車両を避けるため、歩道に乗り上げたところ、歩行者の5歳の男の子に接触したということです。男の子は胸を打ち、軽いけがをして病院に運ばれました。

電動キックボードをめぐっては、今月1日からナンバーなど一定の基準を満たしたうえ、▽最高速度が20キロ以下の車体では16歳以上は免許が不要となり、▽最高速度が時速6キロ以下の車体は自転車が通行可能な歩道を走行できるようになりました。

事故を起こした車体の最高速度は20キロ以下でしたが、6キロを超えていたということで、警視庁は、過失運転傷害の疑いだけではなく道交法違反の疑いも視野に調べる方針です。