夏の甲子園出場をかけた全国高校野球山梨大会は、19日から準々決勝です。

第2試合はAシードの東海大甲府と青洲が対戦、タイブレーク方式の延長戦に突入するシーソーゲームになりました。

3対3の同点で迎えた4回、東海大甲府は先頭バッターの早坂。鋭く振りぬいた打球はライトスタンドへ一直線。この回さらに3点を加え青洲を突き放します。
これに青洲は6回に2点を返して迎えた7回、満塁のチャンスに19日2安打の1番、古屋。ランナー2人が生還し同点に追いつきます。
さらに2番・深澤。前身の市川高校からのお家芸、スクイズを成功させて逆転に成功。
さらに4番・依田!レフトへの3ランホームランが飛び出しこの回一挙6得点!青洲が11対7と4点をリードします。
負けられない東海大甲府は9回、1点差まで詰め寄ると2アウト満塁で4番の岡田。押し出しで土壇場で追いつき、試合はノーアウト2塁1塁で始まるタイブレークの延長戦に突入します。
10回表をゼロで抑えた東海大甲府はその裏、満塁のチャンスに8番・中俣。レフトオーバーのサヨナラ満塁ホームラン!
両チーム合わせて29本安打の壮絶な打撃戦は、東海大甲府が劇的な勝利で制しました。

なお第1試合は甲府工業が11対0の7回コールドで吉田高校を破り、準決勝へ進みました。

あすは準々決勝の山梨学院対日大明誠と駿台甲府対日本航空の2試合が行われ、ベスト4が出揃う事になります。