富山県は、このところ気温や湿度が高く細菌性食中毒の発生しやすい気象条件になっていることから19日「食中毒注意報」を発表しました。このうち一般家庭向けには、主に下記のような食品の衛生管理に注意するよう呼びかけています。
▼食品は中心部まで75℃以上で1分間以上、十分に加熱すること、特に食肉などは生で食べないこと。
▼原材料に使用した調理器具などから野菜や加熱済み食品を汚染しないよう、調理器具は洗浄、消毒を徹底すること。
▼生鮮食品は10℃以下の冷蔵庫や、マイナス15℃以下の冷凍庫に保管すること。加熱済みの食品も冷蔵保管すること。
▼調理した食品は、室内に放置せず、できるだけ早く食べること。
▼野菜や果物は流水で十分に洗うこと。特に魚介類は腸炎ビブリオに汚染されている可能性が高いので、真水でよく洗うこと。
富山県内で7月18日現在までに発生した食中毒は8件で、患者は53人です。すでに去年1年間を件数、患者数ともに上回っています。
今回の食中毒注意報は、気象台の観測で富山市の気温が25℃以上30℃未満で湿度80パーセント以上の基準に達し、今後6時間以上継続すると予想されるため、富山県が発表したものです。