子どものころ、海岸の砂で城や山を作った経験はありますか?
今回紹介するのは大人の『本気の砂遊び』。熊本県天草市に期間限定で現れる巨大な砂の芸術です。
高さ2.4mのサンドアート
太陽で輝く有明海、熊本県天草市の四郎ヶ浜(しろうがはま)ビーチ。
このビーチで巨大な砂の山を掘り続けているのが、河口克也(かわぐち かつや)さん(51)です。

手掛けているのはサンドアート。高さ2.4mの砂山を削って人物やキャラクターを作り出します。
河口克也さん「削りすぎたら…もう後戻りできない、修復不可能」

この海岸では7月の夏祭りの日から8月中旬まで、地元有志が作ったサンドアートが並びます。
2011年から始まったこのイベント、河口さんは10年以上も参加し続ける常連で、これまで人気キャラクターや複雑な構造の七福神などの作品を仕上げ、人気を集めました。

今年は「海岸」という原点に回帰して「イルカ」を作ることにしました。
河口さん「天草といえば海、青い空。そこでたくさん泳いでいるイルカを作ってみようかなと」

このサンドアート、最初は木枠を組み上げます。
そこに砂と海水を入れて固め、上から彫り進めることで形を作っていきます。

後輩の参加者は、河口さんのスピードと繊細さを備えた技術に対し…。
参加者「河口さんみたいな(彫り方で)影を作るのが難しいですね。すごいです」

完成までに約30時間かかる重労働。それでも、河口さんがサンドアートを作り続けるのは「子どもたちの笑顔を見たい」から。
河口さん「子どもたちとか、海水浴に来たお客さんたちに笑顔になってもらえるところがいいですね。笑顔になってもらえるように頑張ってます」

河口さんは自宅でも、9歳の孫・萌乃花(ほのか)ちゃんのためにおもちゃを手作りしています。
河口さん「(孫が)『作って作って』っていうので、かわいい孫のために作ってやりました」

河口さん手作りのおもちゃの刀で遊ぶ萌乃花ちゃん。おじいちゃんについて聞いてみると…。
萌乃花ちゃん「絵が上手で、すごいと思います。大好きです」

萌乃花ちゃんの言葉に嬉しそうな河口さん。萌乃花ちゃんが遊ぶブランコも、家にあるものを使って1日で作ったそう。
そんな器用な河口さんが手掛けるサンドアートもいよいよ大詰めです。














