新潟・福島・山形の3県による知事会議が20日に新潟県佐渡市で行われるのを前に、3県の知事が19日に『佐渡トキ保護センター』や『佐渡金山』などを視察しました。

トキの放鳥を始めてから16年目を迎えた佐渡トキ保護センターでは、野生下のトキが500羽を超えていることとあわせ、新潟県と佐渡市の住民の協力が大きかったことなどが環境省の職員から説明されました。

さらに、佐渡で放鳥されたトキが山形県の米沢・山形・鶴岡・庄内や、福島県の福島市でも目撃情報が確認されていると聞いて、皆一様に驚いた表情を見せるとともに、福島県の内堀雅雄知事や山形県の吉村美栄子知事からは、トキのモニタリング方法や、人と共存する上での課題などの質問が出されました。

20日から始まる『知事会議』では、東日本大震災への対応や、医師不足の解消に向けた取り組みなどが協議される予定だということです。