7月15日から続く記録的な大雨。隣の秋田県では秋田市内でJR秋田駅のバスターミナルや中心部の広い範囲が冠水し、八郎潟町では水没した車から男性1人が見つかり、亡くなりました。車が水没し始めたとき、命を守るためにはどうすればいいのでしょうか。
梅雨前線の影響で大雨に見舞われた秋田県。水没して動けなくなる車が相次ぎ、JAF=日本自動車連盟の秋田支部には、7月15日から17日までの3日間に764件の救助要請が寄せられたといいます。

水難事故を調査している水難学会は、道路の冠水に遭遇した場合は車の避難は危険だと警鐘を鳴らしています。
※水難学会 斎藤秀俊会長
「道路冠水が始まったら車の避難はあきらめる。道路は高低差があるから、今の所が水深10センチでもその先も10センチではない。(車を)降りた瞬間に流されることもある」

冠水したばかりであればUターンして戻り、より高い場所まで避難することが大切です。このとき、冠水の深さが判断の目安になるといいます。
※水難学会 斎藤秀俊会長
「ひざ下くらいまでの水深だったら歩いて逃げることができます。このとき、水の流れがあっても歩くことができます。ひざ上になってしまうと、水の流れが来たら水の流れに押されて流されてしまうことがある」
車のドアが開くのも歩いて逃げられるのも水の深さが約30センチ=ひざ下の高さまで。ここが、車を捨てて逃げるタイミングです。

では、車が水没してドアが開かない、窓ガラスも動かない場合はどうすればいいのでしょうか。車の窓ガラスを割る方法があります。
※日本自動車連盟 青森支部 三橋一仁さん
「カーショップで売っているレスキュー(脱出用)ハンマーをご購入いただいて尖った鋭利の部分でドアガラスの端の部分を軽くたたくだけでガラスが粉々に落ちます。その際に早めに脱出していただくのが理想です」

傘や車のヘッドレストではガラスは割れないため、専用のハンマーを運転席から手の届くところに置くことが大切だということです。ホームセンターやカー用品店で1000円から2000円ほどで購入できます。ただし、窓ガラスを割るのは最後の手段で、こうならないことが命を守ることにつながります。

※水難学会斎藤秀俊会長「車にこだわっていると自分の命を亡くすことになりますので、ある所で決断して、車を手放す形で災害に備えてほしい」














