BPOの放送人権委員会は、あいテレビのバラエティー番組に出演していたフリーアナウンサーからの申し立てについて、人権侵害は認められないとする見解を示した上で、出演者が悩みを相談できる環境整備などを要望すると発表しました。
BPOに人権侵害を申し立てていたのは、あいテレビが去年3月まで放送した深夜のバラエティー番組「鶴ツル」に出演していたフリーアナウンサーの女性で、他の出演者のセクハラ発言などによって精神的な苦痛を受け、自身のイメージが損なわれたと主張していました。
これに対し、BPOの放送人権委員会は、番組に社会通念上許される範囲を超えた性的な言動はなかったなどとして、人権侵害は認められないとする見解を示しました。また、放送倫理上も問題があるとまでは言えないと判断しました。
その上で、出演者が悩みを気軽に相談できる環境や職場でのジェンダーバランスなどの体制整備を要望し、放送業界全体に注意を促しました。
あいテレビは「決定を真摯に受け止め今後の番組作りに生かしてまいります」とコメントしています。
注目の記事
【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市

今シーズン「ノロノロ台風&迷走台風」多発か さらに勢力は去年より増す可能性も 海水温の上昇だけでなく“偏西風”にも理由があった 備えるため「予報円」正しい理解を tbc気象台

富士山噴火 その時、大量の火山灰が降ると…「人の流れ、物の流れが滞ってくる」 専門家が指摘する準備と対策

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

ラオスで広がる日本人“児童買春ツアー”の闇 授業の合間に呼び出され…性的搾取される少女たち
