ロシアが、黒海を経由するウクライナ産の穀物輸出の合意を停止すると発表したことについて、松野官房長官は「極めて遺憾だ」と非難しました。

松野官房長官
「黒海を通じてウクライナからの穀物輸出を行ってきた『黒海穀物イニシアチブ』は、ロシアの延長終了により運用が終了することとなりました。ロシアの決定は極めて遺憾であります」

松野官房長官は会見でこのように非難した上で、「ロシアの決定が世界の食料供給にもたらす影響を懸念しており、状況を注視している」と述べました。

その上で、引き続き世界の食料の安定供給のために「G7を始めとする国際社会と連携しながら、ロシアが穀物輸出の枠組みに復帰するよう強く求めていく」との考えを示しました。