おととい(7月15日)に、中長距離選手の育成・強化を図る陸上の大会が北海道で開かれ、ドルーリー朱瑛里選手、新谷仁美選手ら岡山にゆかりのある選手が活躍しました。
悪天候の中行われたホクレン・ディスタンスチャレンジは、実業団や大学生の有力選手が出場する大会です。
岡山県立津山高校1年のドル―リー朱瑛里選手は、女子1500メートルに出場しました。先月の中国高等学校陸上競技対校選手権で、800メートルと1500メートルの2冠を達成したドルーリー選手は、スタートからペースメーカーの後ろにつき、先頭でレースを進めます。
中盤を過ぎて3位に後退するも、残り1周は得意のラストスパートで一時はトップに立つなど積極的なレース運びを見せました。国内トップクラスの選手の中で、4分19秒46の4位でフィニッシュしました。
また女子マラソンで日本歴代2位の記録を持つ、岡山県総社市出身の新谷仁美選手は5000メートルに出場しました。序盤から飛び出し、そのまま15分52秒73をマーク。1位となるなど3レース全てで15分台を記録しました。
9月に出場予定のベルリン・マラソンで日本記録の更新が期待できる、順調な調整を印象付けました。
(新谷仁美選手)
「やっぱりマラソンの世界レベルとかを見ると、19分台じゃ勝負にならないですし、コントロールもきかせられないと思うので、本当に世界で勝負するとなったり国内で大会を制覇するには、18分・17分台の自己ベストを持っておけばレースをコントロールする力があると思うので、ベルリンは見えてくるかなと思っています」
また、昨年12月の全国高校駅伝で優勝した倉敷高校のサムエル・キバティ選手が男子5000mBに出場し、自己新記録で1位となっています。