世界文化遺産・中尊寺金色堂の建立900年の節目に合わせ、来年1月から東京国立博物館で特別展が実施されることになり、17日、岩手県平泉町で記者会見が行われました。

中尊寺金色堂は奥州藤原氏の初代当主・藤原清衡が1124年に建立したもので、来年900年の節目を迎えます。
それにあわせ中尊寺は来年1月23日から4月14日まで東京国立博物館で特別展「中尊寺金色堂」を開催すると発表しました。
中尊寺によりますと展示の目玉は金色堂中央の清衡が眠る棺の上壇に並ぶ国宝の仏像11体です。この仏像がそろって寺の外に出るのは1962年から6年かけて行われた昭和の大修理以降、初めてのことです。

(中尊寺 奥山元照 貫首)
「藤原清衡公の平和への願い、浄仏国土への願いをぜひ皆さんに感じ取って頂きたい」

中尊寺は2026年には寺の完成を祝った落慶供養から900年、2028年には清衡の没後900年の節目も控えています。