寝苦しい熱帯夜。快眠のカギは「深部体温」と「寝る前の過ごし方」にありました。
アスリートへの睡眠指導を行うスリープトレーナーに『夏の快眠法』を聞きます。
アスリートも“睡眠”を重要視

「夏の快眠法」を教えてくれるのは、スリープトレーナーのヒラノマリさん。
アスリートの体形や生活環境に合わせたアドバイスや睡眠指導を行っています。
今年MLBアスレチックスに移籍した藤浪晋太郎投手や、東京オリンピックのメダリストなど、数多くのアスリートを担当しています。
スリープトレーナー ヒラノマリさん:
睡眠は疲労回復だけではなく、パフォーマンスアップの攻めの要素もあったりするので気を使っている選手が非常に多いですね。
ヒラノさんが考える夏の快眠法のポイントは、「深部体温」と「寝る前の過ごし方」です。
眠りの質に影響「深部体温」とは?

「深部体温」とは、脳や臓器など体の内部の温度のことを指します。
この深部体温は、眠りが深くなると同時にどんどん下がっていき、起床時に上がっていきます。
睡眠中は、深部体温を下げて臓器や筋肉・脳を休ませているのです。

しかし、暑い夜には、なかなか深部体温が下がっていきません。
熱帯夜だと、深部体温が下がらず、寝つきが悪くなったり睡眠の質が下がりやすいと言われています。