観光地には外国人観光客の姿も戻ってきた
(吉田翔記者)
「岐阜県高山市です。平日にも関わらず外国人を中心に多くの観光客の姿が見られます」

かわってこの地方を代表する観光地、高山市。
朝から多くの観光客が訪れていました。

(観光客)
「山梨から来た」
「私は神奈川から。コロナの時、県外の旅行は一切しなかった」
「茨城から来た。県外の旅行は何年ぶりだろう。3、4年ぶり。コロナ前ぶり」

中でも多かったのは外国人観光客です。

(外国人観光客)
「台湾。ショッピング」
「フランス。ナイスプレイス」
「アメリカ。グッドピープル」
高山市は、コロナ禍前の2019年に約473万人もの観光客が足を運んでいましたが、2020年は230万人、2021年は195万人と大きく落ち込みました。
そして、2022年は309万人と戻しました。
市によりますと、2023年は去年を上回る見込みだといいます。
そんな中、地元の店舗は…

(舩坂酒造店 支配人 鴨林周平さん)
「コロナ禍に入って休業するくらい閑散。これから夏休みに入り期待はしています。不安は特あまりない」
コロナ禍前は多い日で1日6000人もの客が来ていましたが、コロナ禍では数百人程度に落ち込み、今後客足が戻ることに期待を寄せています。
高山市の老舗旅館はどうなのか。「本陣平野屋」を訪ねました。

元々こちらのスペースは大規模な宴会場でしたが、現在は個室の飲食スペースに様変わりしました。

(本陣平野屋 予約営業課長 細谷和生さん)
「元々宴会場でしたが、コロナ禍で団体の客足がかなり遠のいたので個室の食事処を造りました」
アフターコロナを見据えてのシフトをとり夏休みシーズンに期待します。
(本陣平野屋 予約営業課長 細谷和生さん)
「7月8月は既に9割くらいまで予約が埋まっている。今までのお客さまは、コロナへの不安を抱えながら心から楽しめていないのでは。今年は風向きが変わっているので、夏をエンジョイしていただけるのではと期待」
コロナの規制が緩和されて迎える夏休み。ことしは、ようやく以前の姿が戻ってきそうです。