若者の県外流出などにより婚姻数が年々減少している高知県。そうした状況の中、出会いや結婚を望む人たちにきっかけとなる情報を直接届ける=婚活団体サポーターに県内の組合が初めて認定されました。

婚活団体サポーターに県内第一号として認定されたのは、県美容生活衛生同業組合です。

県によりますと、県内の婚姻数は年々、減少が続いていて、令和2年度は2440件令和3年度は2332件、昨年度は2189件などとなっています。

県は2010年、婚活イベントなどの情報提供を行う婚活サポーター制度を開始。認定した個人にボランティアで活動してもらっていましたが、より多くの人に情報を届けたいと、対象を企業や団体に拡大した形です。

県美容生活衛生同業組合にはおよそ560の美容関連企業が加盟していて、日ごろの接客の中で出会いのきっかけとなる情報を提供していくということです。

(県美容生活衛生同業組合 三宮豊辰 理事長)
「人は人と接して初めていろんなことが理解できることが多いと思う。人から人へという部分を大切にしていきたい」

(県子ども・福祉政策部 山地和 部長)
「SNSも大事ですけれど、直接口コミといった情報が伝わると心にも残るし信用性が高いという声もあるので、団体・サポーターから直接、人づてに情報を届けてほしいのが狙いです」

県は今後婚活団体サポーターの周知や認定を進め、出会いのきっかけを増やしていきたいとしています。