「空飛ぶクルマ」の関連予算を巡り、宮崎県延岡市の読谷山市長が市議会へ再議を求めたことを受け、11日、臨時議会が開かれましたが、予算案は否決され、補正予算は白紙となりました。

延岡市は、「空飛ぶクルマ」の導入を見据えた新たな救急搬送体制づくり事業と平常時・災害時共通のネットワーク構築事業を一般会計補正予算案に盛り込んで提案していました。

しかし、市議会は、関連する予算合わせておよそ3億円を削減した修正案を可決し、読谷山市長が再議を求めていました。

これを受け開かれた11日の臨時議会で、採決をやり直しましたが、3分の2以上の賛成が得られず否決。

そのため、事業費を削減する前の予算案が審議されましたが、こちらも否決となり、およそ14億円の補正予算は白紙状態となりました。

その後の会見で読谷山市長は、今月14日に議会を招集し、物価高対策などの予算の早期成立を目指すとしたほか、「空飛ぶクルマ」関連の予算については、今月中に再度、議会を開き、提案したいと述べました。