四国電力の新しい原子力本部長に就任した川西德幸氏が10日会見を開き、愛媛県の伊方原発について「安全安定運転の継続に万全を期したい」などと抱負を述べました。

(川西原子力本部長)
「四国地域の皆様に低廉で安定した電気をお届けするため、伊方発電所所員をはじめ、協力会社などの皆さんの力を結集して地道に安全安定運転の継続に万全を期してまいりたいと考えております。」

6月28日付で原子力本部長に就任した川西氏は香川県出身の62歳で、伊方発電所長を経て、6月まで原子力部長を務めていました。

唯一の原発プラントとなった伊方3号機については「通常運転のサイクルを的確に遂行していきたい」と述べた一方、ここ数年相次いだトラブルに関しては「作業手順を見つめ直し安全性向上に取り組む」と決意を語りました。