6月定例香川県議会は、最終日のきょう(10日)、議員をブラジルやパラグアイなどに派遣することについて、賛成多数で可決しました。
この海外派遣については中止を求める陳情が出されていました。

香川県議会では、11月にブラジルやパラグアイでの式典出席などのため議員8人の海外派遣を計画しています。この派遣について、市民団体からは2000万円以上の公費がかかるとして、見直しと中止を求める2件の陳情が出されていました。

きょうの議会では、海外派遣について2人の議員が反対の討論を行いました。

(立憲・市民派ネット植田真紀議員)「1人あたりの旅費263万円より少ない年収で生活している人やコロナ禍・さらに物価高騰で苦しんでいる人など県民のことを考えればこのような税金の使い方をすべきではありません」

県議会では陳情について委員会での採決通り不採択とし、議員の海外派遣について賛成多数で認めました。
議会の後、新田耕造議長は、「海外派遣について様々な意見があることは承知しており、費用は今後精査したい」とのコメントを出しました。