雨は現在小康状態ですがあすも断続的に降る予想で、気象台では今後の降り方に注意し、早めの避難を呼びかけています。

記者「下関市の住宅街では、のり面が崩れ、土砂が住宅の目の前まで流れ込みました」
下関市生野町ではのり面が崩れ、土砂が住宅の前まで押し寄せました。

のり面の前に住む男性「奧の部屋で寝てたんですけど、ドドーって崩れるような音がして、それに続いてゴロンゴロンと何かが転がるような音がして」

市内小野では、流れ出した土砂が県道を覆い通行止めになっています。

山陽新幹線は一部で一時運転を見合わせるなど乗客の足が大きく乱れました。
広島に帰る人「早く動いてほしいんですけど、自然状況の問題なんで…」
在来線はあすも全線で始発から運転を取りやめます。

先週の大雨で大きな被害を受けた美祢市厚保地区では、公民館に4人が避難していました。

避難している人「(大雨が)収まるってニュースが言うから、さっそく帰ろうかと思ってたんです。ところが帰ろうと思ったら、どんどん降ってきたからね」
長引く避難所生活も、顔なじみと安心して過ごせていると話していました。

降り始めからの雨量は多いところでは200ミリを超えていて、土砂災害の危険が高くなっています。

県内は、下関・美祢・山陽小野田に土砂災害警戒情報が発令されています。
気象台では、あす午後6時までに降る雨を多いところで150ミリと予想していて、雨の降り方に注意し早めの避難を呼びかけています。