8日に開幕を迎える日本ハンドボールリーグの琉球コラソンです。低迷が続いていたチームですが今シーズンは大型選手が加入しました。これまでとは違うコラソンの戦いが見られそうです。

東江太輝主将
「今までになかった高さが加われば、また違った、全然違うコラソンが見せられるのかなと思います」

東江正作監督
「だいぶ戦力は整いつつありますので、今年はトップ4を目指してプレーオフを目指して、今シーズンやっていきたいと思います」

8日にアウェーで開幕を迎える日本リーグの琉球コラソン。

昨シーズンは、前のシーズンの勝ち星を2倍に増やす8勝をあげるも、順位は7位。これまで体格差が弱点の一つとなっていたチームは今シーズン、外国籍の大型選手3人を補強しました。

身長192センチのレフトバック、エストニア出身のイェスペル・ブルーノ・ブラマニス。

台湾出身、左利きのライトウィング、身長182センチのウー・ユクシー。

中でもこの日、豪快なシュートを放っていたのが台湾出身、強豪ぞろいの韓国リーグでもプレー経験を持つ身長192センチの左利き、パン・エンジャーです。

東江監督
「非常に力感のあるダイナミックなシュート。(ゴールとの距離)11mぐらいからシュートを打っていたので、非常に角度があります」

ディフェンスでも高さを発揮するパン選手はこの日は練習に合流して2日目。日本語はまだ話せませんが、同じ台湾のウー選手と一緒に覚えたての日本語を交えて意気込みを一言!

選手層に厚みが出たチーム。それはチーム内の競争が激しくなったことを意味します。

外国籍選手とポジション争いをする一人、3年目の髙橋友朗です。

昨シーズンはチーム唯一の左利きでしたが、今季は左利きの台湾2選手がライバル。オフに鍛えたフィジカルと、持ち味のスピードでレベルアップを誓います。

髙橋選手
「おこがましいですけど、すごく楽しみで」
「体重は増やしましたし、下半身のトレーニング、上半身もそうですけど、筋力的にもアップしているので、スピードアップはもちろんなんですけど」
「去年まではロング・ミドルシュートはほぼ打たないようなプレースタイルだったんですけど、今シーズンは隙間をぬってロング・ミドルシュートも打てるようなプレーをしていきたいと思います」

そして、チームをまとめる司令塔、キャプテンの東江太輝。

昨シーズンはフィールドゴール125点がリーグ2位に輝き、その得点力が光りましたが、今季は少しプレースタイルが変わりそうです。

東江太輝選手
「デカい選手がいればこいつらが上から打ったり、ロングシュートが増えてくるので、そこに対して相手ディフェンスが厚くなった時に僕がもっと空いてくるのかな、僕から他の人に散らすってことができるのかなと思っています」
「ここから始まる強いコラソンをいち早く見せられたらなと思っています」

東江監督
「外国人の高さパワーをうまく引き出しつつ、今まで我々がやってきたスピーディな、人もボールも動くハンドボールを融合させて新たなコラソンをお見せしたいなと思っています」

選手層に厚みが増し2014年以来9年ぶりのプレーオフ出場を目指すコラソン。
今シーズンの戦いがいよいよ8日に開幕です。