中部エリアの知事らが一堂に会する会議が7日、富山市内で開かれ、新型コロナ対策や豪雨災害への支援を求める国への提言がまとまりました。このうち富山と石川は共同でウェルビーイングについての提言案を提出しました。

中部圏知事会議は中部エリアの9県の知事や副知事、名古屋市の河村市長が参加し、富山市で開催されました。

会議では新田知事が座長を務め、各地域が抱える課題や国に求める提言案について議論が行われました。

富山県と石川県は共同で教員の働き方改革やICT環境の充実などを盛り込んだ「子どもたちのウェルビーイングの向上」について提言案を示しました。

富山県 新田知事:「子どもたちのウェルビーイングの向上には一人一人のICT子どもたちの最適な学びをすすめることが重要と考えます。そのためには1人1台端末などICT環境の充実が大切です。ぜひ皆さんと連携して国に財政支援を求めていきたいと考えています」

これに対して名古屋市の河村市長は。

名古屋市 河村市長:「子どものウェルビーイングって英語にすればいいってもんじゃないこんなの。有名なユニセフの調査、子どもの精神的幸福度、世界最低(に近い)とか38か国中(37位)。これは反省せんと」

さらに名古屋市の事例を例にあげ次のように話しました。

名古屋市 河村市長:「名古屋でも一人の子どもも死なせない名古屋ってやっていますけど、だいたい去年で10人亡くなりました。未遂も入っていますけど。一番多いのは、実はいじめじゃないんですよ理由は。進学ですよ成績で死んじゃうんです。受験をやめないといけない」

会議では、そのほか新型コロナの感染対策としてワクチン接種体制の整備の際に地方の負担が生じないよう必要な財政処置を講じることや、豪雨被害への財政支援など17の項目について国への提言をまとめました。