中国の外交トップ、王毅政治局員は河野洋平元衆院議長と会談し、台湾問題についてくぎを刺しました。

中国外務省の発表によりますと、中国の外交トップ、王毅政治局員は6日、訪中団の会長として北京を訪れている河野洋平元衆院議長と会談しました。

この中で、王毅氏は「今年は中日平和友好条約締結45周年にあたり、両国関係は新たな正念場を迎えている」という認識を示しました。

これに対し河野氏は「双方は日中関係の改善と発展を促進するため共同で努力すべきだ」と述べたということです。

一方で、王毅氏は「『台湾有事は日本有事』と主張する人々がいるが、それは不合理で危険なことだ」と批判し、日本が台湾問題に関与しないよう、くぎを刺しました。