新潟交通が23年秋からのバス運賃の値上げを国に申請したことについて5日、市民の意見を聞く会が開かれました。参加者からは、値上げに反対する意見が相次ぎました

5日、新潟市中央区で開かれた市民の意見を聞く会は、新潟市が企画し、新潟交通が登壇しました。

【参加者は】
「新潟市中心部の近郊の田舎の方に足を運んで住民の声を聞いてほしいと思います」

新潟交通はウイルス禍による利用者の減少や燃料費の高騰などを背景に先月、国に運賃改定を申請。

認可されると、9月から市内の均一区間で50円の値上げとなります。

参加した市民からは、新潟市から受けた2億5千万円の緊急支援への意見や、今年3月期決算では、8億9700万円の黒字だった中で値上げを申請した新潟交通に対する疑問の声が相次ぎました。

【参加者は】
「利益を上げている中で値上げ申請、市民は理解しないと思う」

【参加者は】
「各区で説明会をやるべきじゃないの。50円も上がるんだから」

どのように市民へ理解を求めていくかについて新潟交通は…
【新潟交通乗合バス部 渡辺健 部長】
「当然ながら、もろ手をあげて賛成して頂けるものではないと認識しています」

Q「説明は?」
【新潟交通乗合バス部 渡辺健 部長】「記者に向けた説明会を申請した当日に開きましたし、ホームページでもその内容資料を掲示しています」

新潟市はこれら市民からの意見をまとめ今月中にも新潟交通と北陸信越運輸局に通知するとしています。