フィリピンのセブ島で大量の紙幣が道路に散乱し、集まった市民が持ち去る騒ぎとなりました。地元当局は「早く返してほしい」と呼びかけています。

多くの車が行き交う道路に散らばっているのは、大量の紙幣。その場を通りかかった多くの人たちが拾い集めています。

現地メディアによりますと、フィリピン中部のセブ島で5日、商業施設で集金した男性がバイクで運搬していたところ、持っていたバッグから現金が散乱しました。金額は400万ペソ=日本円でおよそ1000万円です。

バッグのファスナーが開いたままだったことが原因とみられ、運転していた男性は、50キロほど走ったところで気づき、当局に通報したということです。

地元当局は、500万円近くの現金が返還されたものの、半分はまだ回収できていないとして「早く返してほしい」と呼びかけています。