帝国データバンクによりますと、6月に富山県内で倒産した会社は7件で4か月連続で前の年の同じ月を上回りました。負債総額は6億200万円で、2か月ぶりに前年同月より増えました。
倒産した会社の業種別では「建設業」が3件、「製造業」「小売業」「運輸・通信業」「サービス業」がそれぞれ1件です。倒産した原因では「販売不振」が6件、「人材の不足」が1件です。また従業員別では「10人未満」が6件、「10人以上50人未満」が1件です。
今後について帝国データバンク富山支店は、新型コロナの5類移行で、これまで影響を受けていた「小売業」と「サービス業」を中心に経済活動は活発化している一方、富山県内のコロナ融資の返済開始が7月にピークを迎え、代位弁済が増えており、資金繰り破綻の瀬戸際にある「倒産予備軍」といわれる企業が少なくない。物価高や深刻な人手不足で企業を取り巻く環境は依然厳しく、倒産件数は引き続き、前年比増加のペースが続くと見られるとコメントしています。














