町田戦…最低でも勝ち点3を与えない

その中でカギを握るのが、6月に復帰しゴールを渇望する渡辺新太。去年8月に左膝靭帯を損傷し、今年2月に手術。長い治療とリハビリ期間を経て完全復活しました。6月17日の岡山戦(〇1-0)から3試合連続で途中出場し、存在感を増しています。

渡辺新太

――コンディションは?

(渡辺新太)
「試合勘などまだまだ上げなきゃいけない部分はある。トレーニングでどれだけ負荷を上げても試合での体力やインテンシティ(強度)はまた違うが、ボールフィーリングや試合の体力は少しずつ馴染んできている」

チーム得点数29はリーグ10位。中でも複数得点を取ったのは23試合中、8試合と得点力が課題と言わざるを得ないのが現状。昇格に向けて殻を破るためにも渡辺の爆発が期待されます。

(渡辺新太)
「役割としてはゴール、結果に結びつく部分というのが一番の貢献だと思う。ハードワークは基本としてしっかりやりたい。点のとり方はこだわらない。泥臭いゴールでも良いゴールでも1点は1点なので、そういうゴールに対する執着心を見てほしいです

次節は今シーズン首位を独走するFC町田ゼルビア。得点数リーグ3位の37点に加え、15失点はリーグ2番目の少なさの強敵です。

(下平隆宏監督)
「やっぱりカウンターが鋭い。特に2トップの選手のエリキとデュークが強烈。この選手たちを好きにさせないよう自分たちで攻撃を組み立てたい。ライバルである直接の相手なので勝ち点をまず与えないこと。最低でも勝ち点3を与えない。その上で、我々が勝ち点3を取っていくのがすごく重要だと思います

ケガで多くの選手を欠きながらも奮闘するトリニータは文字通りの総力戦で挑みます。

(下平隆宏監督)
「首位のチーム相手に自分たちがしっかり結果を出せればその次の清水戦にも繋がってすごく自信になると思う。幸いここ2試合ホームでできるのでサポーターの力を借りて勝利したいと思っています」

J1昇格プレーオフ圏内であるJ2・3位の大分トリニータは、7月5日(水)午後7時から首位の町田ゼルビアとレゾナックドーム大分で対戦。7月9日(日)午後7時には7位ながらリーグトップの43得点を誇る清水エスパルスとレゾナックドーム大分で対戦します。