問題となった動画には、牛舎のなかで従業員の男性が乳牛をロープで力強く縛ったり、顔や首を蹴ったりするなどの様子が写されていて、ＳＮＳで批判の声と共に拡散されました。

動画が撮影された大田市の農場には、情報を受けた島根県畜産課が６月１２日に立ち入り調査を行って事実確認をし、動物愛護に関わる県の条例に違反しないかなどについて、警察への情報提供を行っていました。

調べに対し男性は、「牛を蹴ったり殴ったりしました。牛がケガをするかもしれないと分かっていました」と話していて、会社側も、虐待は業務中に行われたとして「指導不足、監督不行き届きだったと言われればそうである」と認めているということです。

農場は６月１４日、ホームページに「弊社従業員の著しく不適切な行為及びSNSへの動画投稿について」としたコメントを掲載。乳牛への虐待があったことを認め謝罪していました。