むつ市のワイナリーで作られ、2022年から陸奥湾の海中で熟成させていたワインが3日朝、引き揚げられました。
豊富な海の幸が取れる陸奥湾から、3日朝引き揚げられたのは海の中で半年間熟成された白ワインです。むつ市のサンマモルワイナリーが2022年12月に川内沖1.2キロの海に沈め海底での熟成に初めて挑戦していました。水深21mに沈められたワインは波に揺られることで熟成が促され、まろやかな風味になることが期待されます。
※サンマモルワイナリー 寺沢文也製造部次長
「まろやかな状態になっていて、陸奥湾の海産物とマリアージュすることができるのか非常に楽しみにしている」
海に沈んでいたケースの中からは、ナマコやウニ、カニといった豊かな陸奥湾の海の恵みも顔をのぞかせました。水圧に耐えられなかったワインも見つかりましたが、ワイナリーでは海底での熟成に手ごたえを感じています。
※サンマモルワイナリー 寺沢文也製造部次長
「大半は成功したと思うが、一部失敗したのもでてきたので しっかりと検証したうえで、次は100%成功するようにトライしたい」
魚介類とのマッチングをコンセプトにつくられた海底熟成ワイン「Triton(とりとん)」は「下北ワインオーナー制度」の出資者に2024年春ごろ送られるということです。














