青森県弘前市の果物貯蔵施設からリンゴを盗み、それを知りながら譲り受けたなどとして、青果会社役員の男ら4人が逮捕されている事件で青森県警は30日、あらたに市内に住む男を逮捕しました。

逮捕されたのは、弘前市館野1丁目に住む無職の男(33)です。男は6月9日の午前7時半ごろ、弘前市内の果物貯蔵施設の冷蔵庫に侵入し、リンゴ240箱131万円相当を盗んだ疑いが持たれています。警察はこれまでに被害にあった施設のアルバイト従業員だった男3人を窃盗などの疑いで逮捕しているほか、盗まれたものと知りながらリンゴを譲り受けたとして、黒石市の青果卸売会社役員の男を逮捕していて、関連を捜査していました。調べに対し男(33)は容疑を認めているということです。一連の事件で逮捕されたのは5人目です。捜査関係者によりますと、5人はフォークリフトを使って冷蔵庫からリンゴを運びだし、トラックに積み込んでいたというこことです。施設の冷蔵庫からは、2023年に入ってからリンゴの在庫が予定よりも減っていることが何度かあり、関係者が警戒していたところ犯行を目撃して警察に通報したということです。警察はほかに関与した人物がいないかなど、慎重に捜査を進めています。