気象庁によりますと、西日本から北日本ではあす(7月1日)にかけて広い範囲で雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるでしょう。九州を中心に土砂災害、低い土地の浸水、氾濫に厳重に警戒してください。
九州北部地方と九州南部では、引き続きあす午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
前線を伴った低気圧が日本海にあって東北東に進んでおり、あすにかけて北日本を通過する見込みです。また、前線はあすにかけて本州付近を南下するでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発となり、西日本から北日本では広い範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
あす(7月1日)午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
・九州北部地方、九州南部、近畿地方
300ミリ
・四国地方 250ミリ
・東海地方 200ミリ
・北陸地方、関東甲信地方 180ミリ
・中国地方 150ミリ
・東北地方、北海道地方 100ミリ
の見込みです。
その後、あさって(7月2日)までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
・九州北部地方、九州南部、関東甲信地方
50~100ミリ
の見込みです。
さらに、7月3日午後6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
・九州南部 100~150ミリ
の見込みです。














【画像①~⑭】は、きょう30日午後9時~7月1日午前10時までの、1時間おきの雨雲レーダーです。◎印はRSK山陽放送がある岡山市北区です。向こう14時間の雨雲レーダーは、TBS NEWS DIGアプリでご覧いただけます。

線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。九州を中心に土砂災害、低い土地の浸水、氾濫に厳重に警戒してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうも予想されますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。