中国で開かれた感染症に関する国際会議がきょう閉幕しました。一部のプログラムは非公開となりましたが、新型コロナの起源や「ゼロコロナ政策」については触れられませんでした。

中国・雲南省で開かれているAPECの感染症に関する国際会議はきょうが最終日となりました。

日本から参加している政府分科会の尾身茂委員や中国、イギリス、タイなどの専門家が新型コロナ対策についてグループディスカッションを行いましたが、非公開となりました。

出席した病院関係者によると「ゼロコロナ政策」について触れることはなく、病院での実務的な話が中心だったということです。

政府分科会 尾身茂委員
「現場の人はやっぱり現場なりのいろんな苦労しているし、なかなか国全体には伝わらないいろんな情報がある、それはどこも一緒だと思いますよ」

新型コロナをめぐっては23日にアメリカ国家情報長官室が起源に関する複数の情報機関の分析をまとめた報告書を公開。

非公開となった議論では、こうした起源についても触れられることはなかったということです。