有害性が指摘されている有機フッ素化合物の「PFAS」について、東京都が地下水を調査した結果、新たに世田谷区と武蔵村山市の地下水で国が暫定的に設けた目標値を上回りました。

「PFAS」は、人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物の総称で、東京都では多摩地域の井戸水から高い値で検出されています。

東京都は、おととしから都内全域を対象とした地下水の調査を進めていて、新たに世田谷区と武蔵村山市の地下水で国が暫定的に設けた目標値を上回る値が検出されたと、30日に発表しました。

これまでの調査では立川市や渋谷区、調布市など15の自治体で国の暫定目標値を上回る値が検出されていました。

東京都は、今年中に都内全域の地下水を調査し、来年にも結果を公表するとしています。