呉港高校 松本正則 総合コーチ                               「孫です。すばらしい孫…(笑)」

呉港高校 3年 松本潤紀 選手                                      「自分が打てないときが続いたときは、おじいちゃんからアドバイスしてもらったり、声かけしていただいて気持ちが楽になっています。小さいころからのあこがれで、ずっと野球を教えてくれたのがおじいちゃんなので。すごく人として、野球人として目標になる存在です」

おじいちゃんと孫、そして選手とコーチ。潤紀が小学生になってからはほぼ毎日、二人三脚で練習に励んできたといいます。そして、今のチームで潤紀は、外野の要としてセンターを守り、打撃でもクリーンナップを打ってチームを引っ張る存在になりました。

松本潤紀 選手                                          「夜、一緒に練習してもらったり、ティーを投げてもらったり、自分が成長できた理由としては、おじいちゃんがいないとここまでは来れなかった」

松本正則 総合コーチ                                      「『孫と一緒にできるんじゃけえ、ええよね』と言われます。みんな、かなわんことじゃないですか、こういうコーチと選手っていうのはね。だからそれができるのはすごいことじゃと思いますよね」

「甲子園出場」という同じ夢―。今度は、孫とあの場所を目指せる。そして、孫の目標はおじいちゃんを超えること。最後の夏、60年の月日を経て、家族の思いがつながります。

呉港高校 松本正則 総合コーチ                                           「フルスイングしてほしい。自信を持ってやってくれ」

呉港高校 松本潤紀 選手                                 「フルスイングして地方大会を勝ち抜いて、甲子園で勝って、おじいちゃんを超えたよと言えるようにがんばりたい」