梅雨前線の活動が活発となるため、石川県は1日にかけて大雨となる見込みで、土砂災害に警戒が必要です。

【画像を見る】1時間ごとの雨の予想

低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発となるため、石川県は大気の状態が不安定となり、1日にかけて大雨となる見込みです。

降り始めから30日午前11時までの雨量は、宝達志水で65.5ミリ、白山市白峰で59ミリ、輪島市の舳倉島で47.5ミリなどとなっています。

30日正午現在、珠洲市と能登町に大雨警報が発表されています。土砂災害に警戒してください。

石川県は1日にかけて雷を伴い1時間に40ミリの激しい雨の降る所があるでしょう。1日正午までの24時間に降る雨の量は、いずれも多い所で、加賀で150ミリ、能登で120ミリの予想です。その後、2日正午までに加賀で50ミリから100ミリ、能登でおよそ50ミリと、雨量はさらに増えるでしょう。

金沢地方気象台によりますと、これまで雨があまり降っていない地域でも、これから急激に雨が強まるおそれがあります。能登地方では1日にかけて、加賀地方では30日昼すぎから1日にかけて土砂災害に警戒するとともに、低い土地の浸水や河川の増水にも注意・警戒してください。

特急「サンダーバード」「しらさぎ」4本運休

大雨の影響で、JR北陸線は金沢から大阪方面へと向かう特急「サンダーバード」と、米原方面へ向かう特急「しらさぎ」で、午前7時までに出発する上り列車合わせて4本が運転を取りやめました。

北陸新幹線は、通常通り運行しています。