営業時間は夜7時まで。毎週月曜日は定休日。今までになかった新しいスタイルで破格の値段を実現するスーパーが静岡県内に開店しました。スーパー業界の常識が変わるかもしれない挑戦です。
<タカラ・エムシー 上野拓社長>
Q.社長、きょうはどんなものがお安くなっていますか?
「長野県産のレタスが1個78円。そして、暑い日は冷しゃぶにおすすめ、長野県産のエノキが1袋68円で販売しています」
袋井市のJR愛野駅から徒歩3分。5月末にオープンしたばかりの「超タカラ屋」です。「フードマーケットマム」などを展開するタカラ・エムシーが経営している「超タカラ屋」は生鮮食品などの“破格の値段”が売りだと言います。
例えば、県西部のスーパーでは平均で120円ほどで売られていたレタスは「超タカラ屋」では84円。エノキは平均100円ほどに対して、73円となっていました。「超タカラ屋」がこの価格で新鮮な商品を提供できる理由を探ると「新しいスーパーのカタチ」とも言える業務形態が関係していることが見えてきました。
1つは営業時間です。大手スーパーの閉店時間は午後10時前後が平均的ですが、「超タカラ屋」の閉店時間は午後7時とかなり早め。これが人件費削減につながるといいます。
<タカラ・エムシー 上野拓社長>
「彼はうちの社員なんですけど、朝出社して退社。要は残業もなし。交代制がないので早番、遅番もないんですよ」
スーパーでは、1つの業務に対して2人以上の交代制で当たるのが一般的。しかし、営業時間が短い「超タカラ屋」では開店から閉店まで1つの業務に1人のスタッフで当たるため、その分の人件費が削減できるという仕組みです。
<タカラ・エムシー 上野拓社長>
「(お客さんは)スーパーは長い時間やってるのが当たり前の感覚があるので『営業時間を長くしてほしいよ』という要望もあるのですが、価格に反映できなくなる部分もあるので、低コストで価格反映したいというのが一番の目的」
さらに、定休日が設けられているのも「超タカラ屋」の特徴です。「超タカラ屋」は毎週月曜日が休み。1週間で商品を売り切り、月曜日に在庫をリセットすることで日曜日には値引き商品が並ぶため、、「定休日」は“消費者のメリット”にもなると考えています。
<客>
「タカラ屋さんができたら、安いもんだから、うちからすぐ近いから来るようになりました」
一方で、新鮮な商品にこだわりたい客の中には定休日明けの「火曜日狙い」という常連もいるそうです。
<客>
「売り切ることで、新鮮なのが1週間で終わって、また新しいのが入ってっていうのがいいかな」
スーパーの常識を覆すスタイルで“安さ”と“鮮度”の両立を目指す「超タカラ屋」。物価が高騰する中、日中に買い物する客にとっては選択肢の1つになりそうです。
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