アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、アメリカの現在の金融政策について「引き締めの度合いも期間も十分ではない」と述べ、物価上昇を抑えるために追加で利上げする必要性を強調しました。

FRB パウエル議長
「ここ3か月の経済指標をみると、アメリカは予想以上に力強い経済成長、ひっ迫した労働市場、高い物価上昇率となっている。これは金融政策は引き締め的だが、引き締めの度合いも期間も十分でないことを示している」

アメリカのFRBのパウエル議長は27日、ポルトガルで開かれた各国の中央銀行総裁との討論会でこのように述べ、物価上昇を抑えるために追加で利上げを行う必要性を強調しました。

FRBは今月の会合で11会合ぶりに利上げを見送った一方、物価上昇は根強いとして、年内に0.5%追加の利上げを行う可能性を示唆していました。

1回の会合で0.25%の利上げを行う場合、年内に2回利上げを行うことになりますが、パウエル議長は「2会合連続して利上げする可能性も排除していない」と述べました。