日本への理解促進を目的とする外務省の交流プログラムで28日、韓国の大学生が長崎市の原爆資料館を訪れました。

『日本の平和』をテーマに公募して集まった韓国の大学生76人です。

外務省が取り組む日本への理解促進交流プログラムで日本に招かれ、東京に続き長崎市を訪れています。
28日は原爆資料館を見学後、13才で被爆し、全身の50カ所にガラス片を受けた丸田和男さんの話を聞きました。

多くの学生が被爆体験を聞くのは初めてです。

被爆者 丸田 和男さん(91):
「後頭部や背中から大量の血が流れているのに気が付きました。母の死を聞いても悲しいという感情も全く起きなかったことをはっきり覚えています」

初めて被爆体験を聞いたチョン・セビさん(23):
「長崎原爆について関心がなかった。ちょっと恥ずかしかった。もう2度と原爆を使用しないようにして平和が訪れたらいいなと思いました」

今回の訪問は7日間の予定で、29日は長崎の大学生との交流が予定されています。