就任以来、初となる入所者との直接交流です。ハンセン病に対する差別や偏見の問題について意見を交わすため、香川県の池田知事が療養所のある高松市の大島を訪問しました。

池田知事が訪れたのはハンセン病の国立療養所・大島青松園です。

差別・偏見の問題について、啓発のため意見を交わそうと訪れたもので、納骨堂で献花などを行いました。

大島では、国の誤ったハンセン病の隔離政策により強制的に連れてこられた入所者2000人以上が亡くなり、現在37人いる入所者も高齢化が進んでいます。

(入所者)「自転車に乗れるのは私ら3人ぐらいしかいない」

「ほとんどが車イスばっかりで」

池田知事が入所者と直接交流を行うのは就任以来初めてで、ハンセン病問題の現状などに耳を傾けました。

(大島青松園 入所者自治会 森和男会長)「県民に少しでも関心を持っていただくことが大事だと」

(池田豊人 香川県知事)「ハンセン病に対しての偏見がいまだあるという話を聞きました。多くの方にこの島に訪れていただくことが解消につながるのだろうなと」

池田知事は入所者の声をもとに啓発活動を行い、差別・偏見の解消に努めたいとしています。














